院長 松本 弘紀 を
より知っていただくために
Doctor
高校生
高校は地元の都立高校に入学しました。
高校入学しこれといってやりたいことや目標もなく、高校生活が始まりました。部活も入らなかったので、友人たちと午前の授業が終わって昼休みになるとすぐに校庭でバスケットやサッカーで汗だくになるまでやってそのまま午後の授業を受け、授業が終わると友人たちと遊んで家に帰るといった生活をしていました。
当然のように勉強を頑張ることもなく、定期試験が近づくと友人たちと集まって形ばかりの試験対策の勉強をするレベルでした。当然のように成績は下がりそのことに対する危機感すら持ちませんでした。
3年生になり進路を考えなくてはならない時期になっても焦ることなくのんびりしていたせいか、ある日突然担任の先生に職員室に呼ばれました。遠くの目標を立ててそれに向けての小さな目標を作っていくという指導を受け、さらに、歯学部を目指したらどうかというお話を頂きました。ちょうど同じ時期に父の医院での手伝いをすることがあり診療する姿も見ていたこともあって、自分も医療に携わる仕事を目指し、そこから目標に向かって頑張ることにしました。学力が受験に対応できるレベルになく高校1年生の内容から地道に勉強を続け、何とか大学入学することが出来ました。
大学生
大学は岩手県盛岡市にある岩手医科大学に入学しました。
大学入学して特に部活動をやるつもりはなかったのですが、経験がなかった卓球部に入部しました。はじめは軽い感じで入部したので、入部当初は周囲の人たちと揉めたり、うまくいかないことに対してイライラしたりと未熟というか生意気な学生でした。しかし先輩方が根気強く指導をしてくれたおかげで少しずつうまくいくようになると、周囲の意見も素直に聞けるようになり、いつの間にかどっぷりとハマってしまい週に6日は練習をして、練習後には先輩方とご飯を食べに行くという生活が続きました。部活動を通して競技にむかう姿勢や準備の大切さ、チームとしての考え方や人との接し方など、人として成長させてもらったと感じており周囲の仲間たちにはとても感謝しています。
大学生活も終わりが近づくと、臨床実習や勉強と本来の学生のあるべき姿に近づいていきました。今までの勉強不足を痛感しながら同級生に助けられながら卒業し無事国家試験を通ることが出来ました。
大学生活6年間を通していろいろな経験や思い出がたくさんあり、一緒に過ごした仲間たちとは今でも繋がりがあり貴重な財産になっています。
大学勤務
歯科医師としてのスタートを切るにあたり、自分が将来どうなっていたいかを考えました。やはり歯科医師として臨床を中心にしたかったので、どういったことを専門に勉強をしようかと悩みました。僕が歯科医師になった頃は虫歯の数もだいぶ減ってきた時代でもあったので、これからもっと治療をすることが減っていくことが予想されました。それならば子供の頃から虫歯や歯周病を予防することで、大人になってもお口のことで困らないようにすることが最も大切なんじゃないかと考えて、小児歯科を専門に勉強をすることにしました。
はじめは子どもたちと上手く会話が出来なかったり、子どもとずっと会話をして治療を始められず予定の時間が過ぎてしまったりと治療の技術の前に子どもとの接し方に苦労しました。少しずつ子どもの治療ができるようになり、学外の診療所で成人の治療をさせていただくようになると、一般診療の難しさや勉強不足を痛感し、多くの患者さんや先生方に迷惑を掛けたことを今でも振り返って反省することがあります。そんな時にも時間を掛けて治療技術や考え方など丁寧に指導をしてくださった先生方がいてくれたおかげで今の自分があるので、非常に感謝をしています。
開業
岩手医大の小児歯科講座で学び、目標だった小児歯科専門医を取得することが出来、これからの目標や将来について考えることが増えていきました。これからも大学で臨床や教育に携わっていくのか、独立して自分の経験を患者さんに提供していくのか。そんなときに、独立するならもう少し早かったら良かったなと父が言っていたことを思い出し、この頃から開業について少しずつ考えるようになりました。
開業を考えるうえで場所についてとても悩みました。地元の東京に帰って両親のそばにいるか、慣れ親しんだ盛岡にいるのか悩みましたが、平成20年11月に盛岡市に『歯の松本』を開業しました。
歯は食事をしたり、会話をしたりするためにとても重要な役割をしています。その歯を幼少期からの虫歯の管理を行うことで、虫歯を作らないお口の環境を育てること。その結果、健康な永久歯を作ることが歯の松本の目標です。また、虫歯を治すための頑張りを減らして虫歯を作らない予防を頑張っていく。治療が必要な時だけ歯医者に行くのではなく、予防のためにリラックスしてきてもらえる歯医者を目指しています。
子どもたちやご家族のために、学会やセミナーへの参加をすることで知識や技術を高める努力をし、患者さんにとってより良い治療を提供することが責務だと考えています。