小児歯科

だからこそ、歯医者に行く理由

  きれいな永久歯列を作るためにはどこからが重要か？と考えてみると、じつは出生後からがスタートなんです。出生後のお母さんのおっぱいを飲む時にきちんと上唇や舌や顎を使っておっぱいを飲んでいるかどうかで顎の成長が変わってきます。
その後の離乳食の正しい食べ方を習得することで、舌や唇、頬といったお口の周りの筋肉の使い方を習得します。このような筋肉の使い方や正しい成長があることで顎の骨の成長が十分にできて乳歯のきれいな歯並びが出来上がります。永久歯のきれいな歯並びにするためにはまずは乳歯の歯並びをきれいにすることが必要なのです。

  また、離乳食開始から食べるものや食べ方を学んでいくことがむし歯予防にもつながっていきます。子どものお口の中には生まれたときにはむし歯菌はいないのですが、歯が生えて、離乳食が始まり同じ食具の使いまわしなどでお父さんやお母さんのお口の菌が子どものお口に移ってしまいます。むし歯菌は歯がないとくっつく場所がないので歯が生えてきたら食具の使いまわしなどには気を付けましょう。そしてお口の中に菌が移りやすいのが3歳頃までとなっていますので、その間にむし歯菌が移ってこなければむし歯が出来るリスクが低くすることが出来ます。また、お父さんお母さんのお口のケアも子どもの虫歯予防という面でも大切なので、ご心配な方は一度ご相談ください。

  食べるものについてはむし歯予防において最も注意しなくてはならないものが「砂糖」です。おやつの種類や飲みもの、間食の仕方などは、一度習慣化されてしまうと改善することがとても大変になるので、正しい食生活習慣を身につけることが大切です。 　このように健康な永久歯列を作るためには幼少期からの管理が有効なので、心配な方は一度ご相談ください。